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きいてかくタネ:1粒め「ライターは非効率なことに投資せよ」

更新日:11月7日



皆さんは、自分への誕生日プレゼントを買ったことがあるでしょうか。私は昨年の9月30日、つまり自分の誕生日に社用車を購入しました。これは偶然で、納車日がたまたま誕生日と重なっただけです。


購入したのは、マツダのCX-8という3列シートのSUVです。2018年発売の初期型で、6年落ちの中古車です。この車を受け取るため、東京から埼玉県行田市の関東マツダ熊谷店まで足を運びました。なぜそこまで遠くへ?それは、私の希望条件を完全に満たす車がそこにあったからです。


私の希望条件は具体的でした。まず、燃費が良く力強いディーゼルエンジン。次に、アウトドアや雪国取材に適したAWD(全輪駆動)。さらに、長時間の運転でも快適なナッパレザーの高級シート。そして、編集者やクライアントを乗せることを考慮した2列目キャプテンシート。最後に、社用車として相応しい渋いマシングレー色。これらの条件を全て満たす中古車を見つけるのは容易ではありませんでした。


なぜ中古車を選んだのか、疑問に思う方もいるでしょう。確かに、新車には魅力があります。しかし、私には中古車を選ぶ理由がありました。


まず、価格の問題があります。新車では予算オーバーだったのです。しかし、それだけではありません。私は新品よりも、歴史のある物に魅力を感じるのです。家も中古マンションに住んでいます。中古には「物語」があるからです。


「この車を誰が乗っていたのだろう?」「どんな思い出が詰まっているのだろう?」そんな想像をするだけでワクワクします。また、時間の経過とともに物には「経年劣化」ではなく「経年熟成」が起こると考えています。使い込むほどに味わいが増す、そんな魅力を感じるのです。


今回購入した車は、6万キロ走行の2オーナー車でしたが、状態が非常に良く、大切に扱われてきたことが伝わってきました。高級タイヤが装着され、various装備も充実していました。新車で同じ仕様を購入すれば、今回の倍以上の価格になっていたでしょう。


中古車には税制面でも利点があります。会社の資産として、新車より短期間で経費化できるのです。税理士によると、「税金に詳しい経営者は新車を買わない」そうです。


さて、なぜ今、車を購入したのでしょうか。私は東京23区に住んでおり、車がなくても不便はありません。隣にはカーシェアもあり、むしろそちらの方が経済的です。それにもかかわらず、車を購入した理由は主に二つあります。


一つ目は税金対策です。ライターという仕事柄、必要経費が少なく、昨年は予想外の利益が出て、多額の法人税を払うことになりました。そこで、有効な設備投資を考えました。ライターにとって、どこへでも取材に行ける「足」を持つことは重要な投資だと判断したのです。


二つ目の理由は、少し変わっているかもしれません。「あえて非効率なことをしてみたかった」のです。カーシェアが最も効率的ですが、それだけでは物足りません。非効率な行動をとることで、新たな発見があるのではないかと考えたのです。


そこで、今の自分にとって最も非効率な「大型SUVの購入」を選びました。駐車場の確保にも苦労し、自宅から1キロも離れた場所に借りることになりました。この「不便さ」の中に、何か新しい発見があるのではないかと期待しています。


購入して間もないですが、すでに「買ってよかった」と感じています。車を購入するプロセス自体が貴重な経験となりました。また、快適な乗り心地は長距離ドライブへの意欲を掻き立てます。これまでより積極的に外出しようという気持ちになり、仕事へのモチベーションも上がりそうです。


同じ車に乗り続けることで運転技術も向上し、車への愛着も深まるでしょう。しかし、最も重要なのは世界が広がることです。この車を機に、アウトドア系の取材を増やそうと考えています。フリーランスのライターとして生き残るには、常に得意分野を広げていく必要があります。


得意分野を広げるのは簡単ではありません。どこかで自分に負荷をかけなければ、成長はありません。製造業なら高度な機械を導入して製造力を上げますが、ライターはどうすればよいのでしょうか。それは、可能性を広げることではないでしょうか。今回の車の購入は、そのための「設備投資」だと捉えています。


(このコラムはAIを活用して作成しました)

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